平成のしきたりとマナー
Q.贈り物をするときの心得は?
A.ギフトは愛をかたちにする効果的な媒体
贈り物は、相手に伝えたい自分の気持ちを品物に託して届けることで、意思伝達をより効果的にし、コミュニケーションを良くするためのものです。「おめでとう」「ありがとう」「お元気で」「よろしく」といった気持ちを言葉で伝えるだけでなく、金品でより鮮明に相手の心にアピールする役割をもっています。贈り物を受け取るとうれしく感じて心が弾むのは、ただ自分の持ち物が増えるからでなく、送り主の心遣いが豊かな気分にさせてくれるからではないでしょうか。
そして、また、贈り物は「愛をかたちに」するいちばん確かな方法といえるでしょう。相手に持っている愛情や、思いやりもかたちにしなければ、伝わりません。その媒体となるのがギフトです。そうした相手を思う気持ちがあれば、決して虚礼ではなく、相手の喜ぶ顔が浮かんでくるような贈り物がごく自然に選べるはず。全ての贈りものは、愛が根底にあるということを銘記すべきでしょう。そうすることによって人の心と心を結ぶ糸となり、心を伝え合い、人間関係をスムーズにする手段ともなります。贈り物は、伝えたい心があるからこそ贈るのだということを忘れないようにしたいものです。
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Q.贈り物にはどんな種類が?
A.贈り物にはパターンとして三つあります。
一つは個人から個人に贈るパーソナルギフト。これは結婚祝いや誕生祝いのように個人の心に訴えるものです。
二つ目はお中元・お歳暮など年中行事にちなんで行われるシーズナルギフト。家族や過程単位で交わされるこのシーズナルギフトが現在の日本の贈り物の主流です。
三つ目は企業などが顧客に配る粗品や景品などのソーシャルギフト。企業PRや商品など不特定多数を対象にする反面、贈る側の目的が明確なのが特徴です。
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Q.品選びのポイントは?
A.品物の持つ特徴と届ける心をマッチさせる
上手な贈り物をするには、伝えたい心にふさわしい贈り方や時期を心得ることです。そのためには、祝う心、悔やむ心、感謝や激励、慰めなどの伝えたい心に適した贈り物を選ぶセンスが必要でしょう。受け手が送り主の個性や気持ちを感じとれるような品物を選ぶことができれば、その贈り物はほぼ目的を果たしたことになるはず。品物自体が持つ特徴を見極め、先方との間柄にふさわしい品を贈る心遣いを大切にしましょう。
例えばタオルや石鹸は「清潔」なイメージ。ちょっとした贈り物には適していますが、親愛の情を示したり、大きな喜びにはそっけない感じがして不向きといえます。お茶やお菓子、嗜好品は「くつろぎ」や「やすらぎ」で、親密感やごぶさた伺いの感覚。また、ネックレスやネクタイは「愛しています」などという深い愛情を届けるときに適しています。それだけに相手の心の中に入り込むわけで、場合によっては失礼になることも。恋人や家族以外に贈るときには誤解や失礼のない品選びが必要です。個性的な品や趣味の強い品は、親しい間柄だからこそ贈れるもの。一般的には、親しみやすい品をもう少しさりげなく贈るのがマナーでありセンスと言えるでしょう。
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Q.どんな贈り物が喜ばれるのか?タイミングは?
A.結婚祝いは事前に、出産祝いは落ちついてから
贈り物は気持ちを伝えるものですから、一人よがりのものだとかえって相手の迷惑になり、気持ちが伝わりません。たとえば、少人数のお宅に傷みやすい生菓子などをたくさん贈るのは常識を疑われるかも。贈り物を選ぶときには相手の家族構成なども考慮に入れ、喜ばれるものを贈る工夫をしましょう。
また、贈り物はタイミングが大切です。時期がずれるとせっかくの品選びの効果が薄くなってしまいます。相手の心に訴えるには、しきたりや決まりをわきまえ、贈る時期を考えることもセンスのうちでしょう。一般には「祝い事の場合にはその情報に接したらすぐ」というのがマナー。結婚祝いも当日持参するのではなく、事前に贈るのが正式です。ただし、出産祝いはすぐに届けると対応する産婦の負担になりますので、落ちついてからにした方がいいでしょう。
このほか、弔事に関しては当日が原則。かなり時期がずれたときにはその時期に合った品を贈ります。そして、何よりも相手への心遣いがいちばん大切ですから、それを心得ていればどのようにも対応する方法があるでしょう。
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Q.礼にかなった贈るカタチとは?
A.のし、水引、袱紗(ふくさ)、風呂敷、盆を正しく使う
贈答品を礼にかなった方法で贈るときには、直接手渡すのが基本。この際、水引で結び、のしをつけた本式の体裁に整え、表書きが先方に見える状態で差し出すのが正式な贈り方です。この場合、水引をかけた状態で持参するのではなく、風呂敷で包むようにしましょう。また、購入した店の包装紙のまま渡してもかまわないものは、手みやげなど軽い贈り物だけです。
もっとも丁寧に礼を尽くす場合は、盆に贈答品をのせ、袱紗を掛けて風呂敷に包みます。先方に渡すときは風呂敷から出し、盆ごと差し出しますが、このとき袱紗を掛けたままか外すかは、地方によって多少違います。盆は、一般的な贈答には無地の盆、より丁寧に贈る場合は、片木盆(へきぼん)という白木の盆を使います。現金を贈るときは、この片木盆に半紙を二つ折りにして、抱き合わせた和合紙を敷き、その上に金包を載せ、末広や友しらがを添える習慣が残っている地方もあるようです。また、関西地方では、紋入りの進呈用の盆である広蓋(ひろぶた)に片木盆ごと載せて袱紗を掛け、風呂敷に包んで持参するのが正式とされています。
袱紗には織りと染めがあります。片面に紋を入れ、もう片面に祝儀用にはおめでたい図柄を、不祝儀用には紺や濃紫、グレーなどの地に蓮の花や経文を織りや染め、刺しゅうなどで施したものを用います。風呂敷も手みやげなどを包む場合は花柄などのおしゃれなものでいいのですが、格式のある贈り物にはちりめんのものを。もちろん色柄も祝儀用と不祝儀用を使い分けます。
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Q.贈答体裁はなぜ必要か?
A.それぞれの意味を把握して体裁を整える
贈答体裁とは、贈答の体裁を整えるために必要な折形などのこと。これらにはそれぞれ意味があります。
例えば、贈り物を白い紙で包むのは、贈答体裁の基本。これは、送り主の身の汚れや外界の悪疫からその品物を隔てるため。汚れから隔離するという考え方は、贈り物が神仏に供える物であったことに由来するようです。そのために、贈答の体裁が日本の礼法の中でも大きな比重を占めることになったと思われます。
せっかくの贈り物も、贈答体裁が整っていなければ、受け取る側に不快感を与えることにもなりかねません。従って、贈答体裁の基本となるそれぞれの意味をよく把握した上で、体裁を整えることが大切でしょう。特に格式を重んじる贈答品には、細かいしきたりに心を配ることを忘れずに。
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贈り物のマナーなどでご質問等がございましたら、シャディサラダ館和田山店まで。できる限りおこたえいたします。
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